鴨川シーワールド・ウミガメの卵の保護活動



鴨川シーワールドでは、2002年よりふ化に適さない場所に産卵されたウミガメの卵の保護活動を続けていることを知っていますか?


鴨川シーワールドの保護活動

千葉県ではアカウミガメの産卵が毎年行われており、鴨川市では、毎年6月から8月にかけて産卵が10件前後確認されています。アカウミガメは環境省作成の第4次レッドリストにて絶滅危惧IB類に選定されており、絶滅の危険性が高まっています。

鴨川シーワールドの協力の下、その時期に合わせてウミガメ卵の採捕許可を持つ専門の係員が、海岸の調査を行いウミガメの卵を確認します。卵に危険があると判断した場合は、卵の移動を含め、保護について検討をしていきます。ふ化に適さない場所に産卵されたウミガメの卵は展示施設「ウミガメの浜」に保護収容し、生まれた子ガメを海に放流しています。


海に向かって進むアカウミガメの子ガメたち(鴨川シーワールド提供)

引用:https://www.chibanippo.co.jp/news/local/723112



ウミガメの卵を発見したら

産卵のために上陸したウミガメは、砂浜にキャタピラのような足跡を残していきます。足跡を辿った先に、不自然に砂が盛り上がった箇所が観察された場合は、卵が行われた痕跡と考えられます。周辺には卵がある可能性が高いため、不用意に近寄らないことが大切です。

産卵は通常夜間に行われますが、産卵のために上陸したメスのウミガメは非常にデリケートになっており、産卵を始めるまでは些細な刺激でも行動を中止して海へ帰ってしまいます。特に、動く光や話し声には敏感なので、上陸したカメを発見した際は静かにその場からゆっくりと離れ、直接ライトで照らしたり、大きな声での会話は厳禁です。



優雅に海を泳ぐウミガメは見ているだけで癒されます。

私たちがウミガメを守るためにできることは、海岸のごみを減らしきれいに保つこと。

なぜなら、上陸する際にごみ等の障害物が多いと、途中で引き返して諦めてしまったり、海に漂うプラスチック片を食べてしまうこともあるからです。

海岸のごみを減らし、ウミガメが安心して暮らせる環境を作りたいです。


私たちのささやかな心配りがウミガメを守ります。



※アカウミガメ

アカウミガメは、生息環境の悪化(産卵地の減少や海に漂うビニールゴミの誤食など)により生息数は年々減少 傾向にあると考えられている。

日本はアカウミガメの主要な産卵場所で、千葉県はアカウミガメが毎年産卵にやってくる北限域にあたる。1回の産卵数は80個から140個ほどで、卵はピンポン玉に似ている。およそ2ヶ月後に砂の中でふ化し、ふ化後数日から1週間かけて子ガメは地表に出てきて海に旅立つ。