千葉県の野生イルカを守りたい



皆さんは、野生のイルカを見たことがありますか?


親潮と黒潮の流れる千葉県の銚子沖では、陸から1~30kmの沿岸から沖合い海域でほぼ1年を通じて野生のイルカやクジラ、またたくさんの生き物たちを通して、海の素晴らしさと大自然の営みに触れることができます。

親潮と黒潮がぶつかり合うことで、豊かな漁場が広がる銚子沖では、出産や子育てのため銚子沖へ回遊してきます。銚子の恵まれた地形と豊富な餌のおかげで、健やかに成長できるのです。

イルカの種類は、カマ・セミ・イシ・スジ・マイルカ・ハナゴンドウ・ハンドウ・スナメリなどで、時には2,000頭ものイルカの群れに出会うことができます。また、イルカウォッチングで海に出ると、イルカだけでなくマンボウ・サメ類・キタオットセイ・飛び魚・コアホウドリ・クロアシアホウドリなどにも出会えるほか、波や空の風景などの素晴らしい景色も堪能できます。



大量のプラスチックごみが海で暮らす生き物を脅かしています

イルカやウミガメ、海鳥など他の海の生き物は、海に漂流しているビニール袋などのプラスチックを食べたり、プラスチック製の袋や網が体にからんだりして、死んでしまったり傷ついてしまったりする例が数多く報告されています。また、プラスチックごみが小さな破片になった「マイクロプラスチック」を、魚や貝などがエサと間違えて食べてしまう例も確認されています。

なぜ、海の生き物がプラスチックを食べてしまうのでしょうか。それは、私たちが使ったプラスチックのごみが、大量に海に流れ出てしまっているからです。海に流れ込むプラスチックごみは年間500万~1,300万トンとも言われています。プラスチックは自然分解されないため、ずっと海に残ります。世界経済フォーラムの報告書で報告された推計によると、今後も海に流れ込むプラスチックごみが増えれば、2050年には海のプラスチックごみは魚の量を上回ると予測されています。



  (写真提供:環境省)https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201905/1.html


海のプラスチックごみは日本だけでなく、世界全体で大きな問題となっています。国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」でも、「2025年までに、海洋ごみや富栄養化を含む、特に陸上活動による汚染など、あらゆる種類の海洋汚染を防止し、大幅に削減する」ことが、目標の一つとして掲げられています。

こうした中で、日本国内でも、企業がプラスチックのストローをやめたり、プラスチックに替わるものを開発したり、行政やボランティア団体などが海岸の清掃活動やプラスチックごみ削減運動をしたり、それぞれの立場で様々な取組を始めています。



千葉県の銚子の海は一年中、色々な種類のイルカやクジラが見られる世界的にも珍しい地域です。海のプラスチックごみによって、イルカや海の生き物を脅かさないよう今日から私達が日常でできることをしていきましょう。