海洋プラスチックごみ問題に取り組んでいる企業



世界では過去50年間でプラスチック生産量が20倍近く増加し、年間4億トンものプラスチックごみが排出されていることを知っていますか。

被害総額は日本円換算で1兆4000億円に及び、環境的にも経済的にも、一刻も早く排出量増加を止めたいのが現状です。特に生態系そのものに悪影響を及ぼすとされる海洋プラスチックごみ問題は深刻です。近年、世界規模での脱プラスチック運動が加速しています。グローバル企業は相次いで「プラスチックフリー」の目標を掲げ、環境改善へと乗り出しています。


そして、日本の企業もさまざまな取り組みを始めています。

ここでは、6つの企業の事例を紹介します。



国内有名企業の取り組み


●すかいらーくホールディングス

ガスト、バーミヤンなどのファミリーレストランチェーンを運営するすかいらーくホールディングスは、国内の外食産業大手としては最も早い脱プラスチックへの取り組みを開始。プラスチック製ストローの順次廃止を目指す。利用客から要望があった場合にはプラストローを提供する。

●日清食品

日清食品では18年8月、カップ麺容器を紙や発泡スチロールから、自然分解可能な「生分解性プラスチック」に順次移行していく方針を発表。日清食品が採用した新たな容器「バイオマスECOカップ」は、バイオマス度81%を実現しつつ従来の保温性や保香性も兼ね備えた作りになっている。

●サントリー

サントリーは19年5月、30年までの全ペットボトルの100%サステナブル化を打ち出した。ペットボトルを再びペットボトルへリサイクルできる水平循環リサイクルを推し進める方針。


●ネスレ

食品・飲料の製造販売を行うネスレは、25年までに全世界で販売する製品の包装を100%リサイクルまたはリユースできる素材に変更すると発表。国内では19年から、主力製品「キットカット」のプラスチック製外袋を紙製に変更する取り組みを始めた。これによりネスレでは、年間450トンのプラスチック削減を実現した。


●セブン-イレブン

コンビニのセブンイレブン・ジャパンは19年6月、全てのおにぎりの包装を植物由来のバイオマスプラスチック配合素材に移行すると発表。原料の一部にサトウキビを使用し、脱石油を目指す。また19年11月からは、セブンカフェ用のストローを環境に配慮した生分解性バイオポリマー素材に変更している。


●日本コカ・コーラ

飲料メーカーの日本コカ・コーラは、セブン&アイ・ホールディングスとの共同開発で、100%リサイクル可能な完全循環型ペットボトルを採用した飲料商品を発表。回収した使用済みペットボトルを再資源化し、再びペットボトルとして商品に使用する仕組み(ボトルtoボトル)を打ち出した。

プラスチックは、私たちの身の回りのさまざまな製品に使われることで、生活を豊かなものに変えましたが、近年はプラスチックごみによる環境汚染が世界的な問題となっています。

特に海への影響は大きく、海の生物にも被害が発生しています。そんな中、従来プラスチック製品を生産・使用してきた企業の側も、プラスチックごみを削減するために、プラスチック製品の使用を控えたり、リサイクル品の使用率を高めるなどの取り組みを行う企業が増えています。日本の企業も環境問題への対策を取り始めています。

引用 https://retailguide.tokubai.co.jp/law/5641/